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基本的には、アニメや漫画の感想や語りです。 サイトのジャンルとは関係ありません。 最新のネタバレを置くこともありますのでご注意ください。
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第26話 蒼穹 そら

僕はまだ、ここにいる。
私は、ここにいるよ。



なんていうか、皆城兄妹のラストは、悲劇的なのに希望に満ちてるんですよね……。

たとえ存在がそこで途切れても、他の存在が未来へと続いていく。
自己犠牲でありながら、そこにあるのは悲しみでも自己満足でもなくて、希望。

脚本の方(名前知ってるけど、漢字が出なかったの……。パソコンが新しくなっちゃって、手書き入力パッドの位置がわからないのです)が、自己犠牲の形として、翔子からどんどんスケールが大きくなってるみたいなことをおっしゃってましたけど。

本当に、皆城兄妹、特に乙姫のラストは、この世界を変える!ってくらいのスケールなんですよね。


一番泣いたのは、実は最終回じゃなくて、結晶化した咲良が手をとるシーンなんですけど。
乙姫が風になって地下から巻きあがってくようなあのイメージと、島になったんだって感じの描写には、ぐっときましたね……。


もちろん、総士のラストも。
僕はまだここにいる、っていう穏やかな言い方が、もうすぐいなくなる、って聞こえてきて……。

前に、まだここにいるぞ、一騎ー!、って絶叫した(?)時は、まだ消えてやらない!っていう強さを感じたんですけどね……。


そして、一騎は、失明したせいで、総士の絶望的な結晶化の進み具合にもまったく気付かない。

うまいですよね……。
最後の最後、総士がそれを告げなきゃいけなくて、一騎はまだ気持ちの整理がつかない状態で(時間があってもあきらめられるものじゃないだろうけど)消えてしまう、っていう。

飛べるか、一騎。
飛べるさ、俺とお前なら。

ひっぱると思わなかった台詞に、この子たち最高!と、友情に燃え萌えな妃穂は思うわけですが……。
でもやっぱりそのあとの別れを考えると……(泣)。


総士は絶っ対に帰ってきますとも!
どんな形であれ!
でも、それを公式であれ非公式であれ、形にして提示されるのは勘弁、って感じですね。

肩を抱き寄せてる平井画はOKです。むしろ大好き。

うちの連載?
あれは、まぁ……。
これっくらいなら許せるかなーのライン、ですか……?
文才も構成も許せませんけどね。

帰ってきたとしてもやっぱりハッピーエンドにはしてほしくない、っていうことなんですよ。つまりは。
ファフナーは悲劇と希望のお話じゃないかな、って。
ファフナーが綺麗なのは、ただただ哀しいからでも、ただただ希望に満ちてるからでもなくて、その両方があるから。


最終回は、やっぱり、いろんなお話を詰めすぎな感じはしました。
バタバタしてるな、って。
でも、最終的にたどりついた希望と、そのために犠牲となりながらも存在を循環させていく兄妹の姿は、本当に美しいなぁ、と。
哀しいだけの美しさじゃなく、希望のある美しさ。


本当に、この作品は大好きです。
友情や家族愛、そして恋愛、そのどれもが、不等号をつけられることなく存在している。
そこがまず、波長合いました。
恋愛が優位な作品って、なんかおかしいな、って思っちゃうので。

画のうつくしさや、声優さんのうまさ(石井さんの絶叫は神だ)、目の離せないストーリー展開……。
あげればきりがありません。
やっぱり、この作品が、一番好き。

ではでは。
穴あきだらけの感想ですが、これからも少しずつ埋めていく予定です。
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